穴窯製作

 お客様のご要望、ご予算に合わせて、穴窯を設計し、製作いたします。
また、「焼き締め陶芸は初めて」という方から「美しい緋色を」「自然釉どろどろ」という方まで焼成指導もいたしております。

小型穴窯の穴窯N36

 通常は、4日以上 炊き続けるのが通常ですが、36時間ほどで焼き上げることができます。焼き締めならではの、「ビードロ」「灰かぶり」「こげ」などの特徴ある作品が生まれます。陶芸焼き締めの初心者におすすめですが、薪の量が少ない、燃焼時間が短いことから、個人で所有する方が多いです。

 穴窯N36内部の空間は、30X50の棚板が、3枚敷きで、高さ70cm 火床は、ロストル付ので、焚きやすく、温度がスムーズに上がり、灰も かかり易くなっています。ロストルを閉じることで、火/空気の流れが再現できます。酸化、還元炎が簡単に調整できます。 床の高さは、作品に合わせて移動でき、作品の詰め方に変化をだすこと、作品の大きさに合わせて調整ができます。
 釉薬を使わない 焼き締めは、酸化と還元の焼き方が作品の出来を左右します。 簡単な機能で、酸化/還元の調整が可能です。
 短時間焼成なので、気軽に、薪の量も一般に比べ少なくて焼き締め作焼が可能になっています。

■ 外寸巾1.2m×高1.2m×長2.8m
■ 内寸棚板50cm×30cm 3枚敷
■ 本体1,000,000円~ (本体工事のみ。地域により出張費別途。)
■ 小屋300,000円~

製作穴窯例

お客様のニーズに合わせた、穴窯を熱効率を重視し製作いたします。

穴窯と登り窯の相違

  穴 窯  登り窯
 野焼きの進化したもので、燃焼室で焼く
、すばわち、燃焼室と焼成室が分かれていない窯です。野焼きでは、熱が逃げてしまうので、窯の中で焼き、燃焼場所より高い位置で焼くことで、高温での焼き締めを可能にしました。
 穴窯/房を高さを上げながら、連続させて繋ぎ、窯の下に炎が通る穴を開け、下の房に炎/熱を溜、余熱を次の房へ送り込む、房を蒲鉾状とすることで、蓄熱効果が高くなりました。
 焼き締め方式:酸化・還元 焼き締め方式:酸化
 熱効率が悪い → 薪が多量に必要 熱効率が良い → 効率的に焼ける
 直火であるため、割れなどのロス、炎の影響に差異があるため均一的な焼物はできない。 熱の効率的利用により、生産性が飛躍的に伸び、どこの生産地でも、登り窯にて焼成するようになった。
火:薪の燃焼で上がる温度の限界
土:炎に対しての耐火度
人:体力 
 の限界が1300度と言われています。限界があるからこそ、そこから生まれてくる作品には,素朴で力強い風景が現れます。
 熱を合理的に使え、均一性の増した焼成ができるメリットがあったが、薪本来の良さが作品に現れないため、産地では、石油、ガス、電気窯に代わった。

薪の松尾 長野県信州新町の薪販売/通販可